
学生インタビュー
工学部 工学科 建築?土木工学コース4年(写真左から)
山上 元大 さん(青森県立青森北高等学校 出身)
松本 海斗 さん(青森県立青森工業高等学校 出身)
馬場 大地 さん(青森県立八戸東高等学校 出身)
道端 祥太朗 さん(青森県立八戸東高等学校 出身)
石沢 凜佳 さん(青森県立十和田工業高等学校 出身)
資格取得で未来を切り拓く、学生たちの挑戦
| 建築?土木工学コースの4年生5名が、一級建築施工管理技士補の試験に合格しました。卒業後は県庁やゼネコン、ハウスメーカーなどで建築分野に携わる5名。資格取得や就職、今後の目標などについてお話を聞きました。 | 
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まずは、一級建築施工管理技士補の試験を受けた動機を教えてください。
【石沢】:今後建築や施工管理の仕事をするにあたり、資格は評価の対象になると考えたからです。
【馬場】:これから施工管理に携わるにあたり、時間がある学生のうちに資格を取得したいと思いました。
【松本】:受験資格が19歳以上という年齢要件のみに緩和され、受験しやすくなりました。施工管理を学ぶことは、建築における他の部分にも活かされると思いました。
【道端】:在学中にこの資格を取得し、今後は建築士の試験勉強に時間を割きたいと考えました。
【山上】:就職先でいずれ必要になることもあり、まずは技士補の取得を目指しました。
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どのくらいの期間、どのように勉強していましたか?
【石沢】:この資格試験と並行し、別の試験の勉強もしていました。それぞれ通ずる部分があり知識を活用でき、2週間ほどラストスパートをかけました。
【馬場】:私は2か月ほど、過去問を解いて勉強しました。
【松本】:1か月ほどを、試験の概要を把握する期間にしました。受験1週間前は、1日中勉強していました。
【道端】:私は約1か月、分野ごとに学べるアプリを活用しました。その後また1か月ほど、過去問を解くことで理解を深めていきました。
【山上】:私は約2週間、過去問をひたすら解くことに注力しました。
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過去問を解くのが一般的なようですね。大学で学んだことが活きたと感じますか?
【石沢】:講義で学んだ分野が出題されることもあり、勉強に活かすことができました。
【山上】:建築法規の講義内容などが、自身の知識として活かされたと感じます。
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中には、普通高校出身の方々もいらっしゃいますね。大学入学後に専門科目を学んできて感じることはありますか?
【道端】?【山上】:普段の講義をしっかり受けていれば、困ることはありませんでした。
【馬場】:私は普通高校かつ、文系出身でした。一からの専門科目に不安はありましたが、二人と同じく講義をしっかり聞くことや友人を頼ることで、大きな苦労なく乗り越えられました。
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現在の研究や今後の目標について聞かせてください。
【石沢】:現在は、地元である十和田市のアーケードに着目し、建築面から地域の活性化について研究を進めています。卒業後は、設計職でハウスメーカーに就職が決まっています。今後は建築士の資格を取って、将来は自分で事務所を開けるくらいの力を身につけたいと考えています。
【馬場】:ガソリンスタンドやコンビニなど、カフェを併設している店舗の建築について研究しています。卒業後はゼネコンに就職が決まっていて、まずはそこで経験を積みたいと思います。将来的には一級建築士の資格を取ることが目標です。
【松本】:卒業研究のテーマは、消防屯所です。消防団の拠点となる詰所のことで、実測など現地調査をしています。卒業後は青森県庁に入職します。子どもたちが残りたいと思える、そして一度出ていった人も戻ってきたいと思える地域にできればという思いで、建築の面からまちづくりに携わりたいと考えています。
【道端】:卒業研究では、八戸市中心街におけるサッカースタジアムの新設をテーマに取り組んでいます。就職先のゼネコンでは、早い段階からプロジェクト全体に関われると聞き、成長できると思っています。建築以外の分野にも視野を広げていきたいです。
【山上】:現在、小中一貫や合併した学校の建築をテーマに卒業研究に取り組んでいます。将来は建築士とし活躍することが目標ですが、他の資格にも挑戦して自身の幅を広げたいと思っています。
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最後に、本学の後輩や受験を考えている方へのメッセージをお願いします。
【石沢】:高め合える友人を大切にしてほしいです。私自身、複数の資格試験を同時期に受けていた時、気持ちの切り替えが難しいと感じたことがありました。そんな時友人の存在に助けられ、無事に乗り越えることができました。
【馬場】:とにかく行動を起こすこと。学業でもそれ以外でも、時には当たって砕けろの精神でチャレンジすることを大切にしてほしいです。
【松本】:実体験から言えるのは、どんな学びでも経験になるということです。やる前はためらうこともあるもしれませんが、失敗を恐れずに取り組んでほしいと思います。
【道端】:小さい目標を作りながら行動するのが良いと思います。そうすることで日常生活へのモチベーションが上がり、良い成果が出せるはずです。
【山上】:考えすぎてしまう前に行動することをおすすめします。例えばインターンシップにしても、選択肢が多いと選ぶことに時間を費やして、結局行かないということも起こりがちです。それでは経験にならないし、後悔に繋がる可能性があることを減らすためにも、行動を一番に考えてほしいです。
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皆さん、ありがとうございました。それぞれが4年間で培ってきた経験から、言葉に説得力を感じるお話でした。今後の活躍を応援しています!
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工学部 工学科 システム情報工学コース
 1年 小笠原 胡春 さん
(青森県立八戸商業高等学校 出身)
入試制度が「地元への貢献」という目標を後押し
| 本学では、産業界をはじめとした女性技術者に対する社会的ニーズの高まりを考慮し、理工系女子の育成を推進するための入試制度(学校推薦型選抜試験(指定校制女子特別枠)を設けています。この制度で受験し、2025年4月に入学した小笠原さんにお話を聞きました。 | 
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本学を志望したきっかけを教えてください。
― 高校の先生が紹介してくれました。大学案内を読むと、地元への貢献に力を入れていることや就職率が高いことが分かりました。私自身、将来は地元に残って働きたいという気持ちがあり、受験を決めました。
指定校制女子特別枠について知っていましたか?
― これも、高校の先生が教えてくれました。工業大学は男子が多いイメージで、実際もそうなのですが、理系を選択する女子への支援があることに驚きました。入学金相当が給付されることで、経済的にもありがたかったです。
入学して、前期の学生生活はどうでしたか?
― 当初は工業大学に理系で硬いイメージを持っていて、数学が苦手なことも少し不安でした。でも、リメディアル科目を受講することで理解を深められました。女子学生同士の交流会に参加したり、文化会に所属し学内イベントに携わったりと、学業以外も充実しています。アルバイトもあり忙しい毎日ですが、無理なく両立できています。
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今後の目標を教えてください。
― 情報技術やウェブデザインに興味があり、その分野で地元に貢献できる人になりたいです。そのために、資格取得や検定試験に挑戦していこうと思っています。
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工学部 工学科 建築?土木工学コース
 4年 中村 晟惇 さん(インタビュー時)
(青森県立八戸工業高等学校 出身)
経験を積み重ね、一人前の建築士を目指す
| 大学二年生で「二級建築士」の筆記試験に合格した中村さん。今夏、二度目の製図試験に挑み見事合格を果たしました。青森県内の設計事務所に就職が決まっているそうで、さらなる飛躍を目指しています。 | 
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建築士を目指したきっかけについて教えてください。
― 自分が書いた図面で実際に建物が建つということに憧れがありました。高校も建築科で学び、本学の土木建築工学科(現:工学科 建築?土木工学コース)に入学。より専門的な講義を受けることで、どんどんこの世界にのめり込んでいきました。
印象的な講義はありますか?
― 建築設計など、演習系の講義です。実際に建築士として活躍している方々が講師で、とても刺激を受けました。卒業設計を指導していただいている福士先生もその一人です。現在は、八戸市中心街に映画館を復活させるなら、というテーマに取り組んでいます。
今後の目標などを聞かせてください。
― まずは就職先の設計事務所で経験を積みたいです。二級建築士を取得した本学OBも働いていて、日々刺激を受けられると期待しています。いずれは一級建築士や、関連の資格も取得したいです。自分の考えたものを形にできるよう、成長していきたいと思っています。

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日頃活用している三角定規など

工学部 工学科 建築?土木工学コース  
 4年 相馬 健人 さん(インタビュー時)
(青森県立青森工業高等学校 出身)
将来は、大規模工事を担う技術者に
| 今夏「1級土木施工管理技士補」の試験に合格した相馬さん。卒業後は建設会社に就職し、現場監督として経験を積む予定だそう。試験のことや今後について、お話を聞きました。 | 
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「1級土木施工管理技士補」の資格試験について教えてください。
― 大規模な工事現場で技術者を務めるには、「1級土木施工管理技士」という国家資格を持っている必要があります。第1次検定と第2次検定の二段階があり、今回前者に合格しました。今後、実務経験を経て第2次検定に挑戦したいと考えています。受験のきっかけは、就職活動をする上で周囲に進められたからです。就職後、即戦力として働けるよう自分でも資格が必要だと感じていました。普段の授業を参考にしたり、過去問を解いたりと、万全な対策をして試験に臨みました。
元々土木系の分野に興味があったのでしょうか?
― 幼い頃から釣りが趣味でよく漁港に足を運んでいました。最初はただの釣り場という認識しかなかったのですが、学年が上がるにつれて堤防や消波ブロックに目が向くように。それらが街を守るものだと知り、土木分野に興味を持ちました。工業高校に進学し、「2級土木施工管理技士」の資格を取りました。欧洲杯足球网_球探体育比分¥在线直播に進学したのは、より専門的に学んで知識を深めたいと思ったからです。
今後の目標などを聞かせてください。
― まずは、現在取り組んでいる卒業研究をしっかり形にしたいです。北海道周辺での洋上風力発電の可能性に着目した研究です。流氷から構造物を守るという観点で実験を進めています。データの分析など大変なこともありますが、今後に活かせる経験だと思います。就職してからは、いち早く仕事を覚えて現場で活躍したいです。

工学部 工学科 建築?土木工学コース  
 4年 李沢 達弥 さん(インタビュー時)
(欧洲杯足球网_球探体育比分¥在线直播第一高等学校 出身)
父の背中を追って、憧れの建設業界へ
| 大学2年次に「二級建築士」の試験に合格した李沢さん。卒業後は大手ゼネコンに設計職として就職が決まっているそう。試験のことや今後について、お話を聞きました。 | 
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まずは、建築士を目指したきっかけを教えてください。
― 建設業界で現場監督を務める父の姿に、幼い頃から憧れていました。同じように現場で活躍する人になりたいと思ったのがきっかけです。そのために、やはり建築士の資格は必須だと考えていました。
「二級建築士」の資格試験について、どのような対策を行いましたか?
― 自分でテキストを購入して勉強しました。学科は約8か月、製図は約5か月かけて繰り返し対策を行いました。製図については、資格取得に特化した学習施設にも通いました。試験には、大学での講義や高校時代に学んだ専門知識も活きたと思います。
今後の目標などを聞かせてください。
― 大学卒業後、一級建築士の試験が受験可能になるので、その合格を目指しています。もうすぐ対策を始めるところです。将来は、公共施設などの大規模な建設に関わりたいと考えています。その一歩として、卒業研究では地元飲食施設の改装をテーマに取り組んでいます。

工学部 工学科 電気電子通信工学コース  
 4年 新山 耀彩 さん
(欧洲杯足球网_球探体育比分¥在线直播第一高等学校 出身)
目指すは “通信技術のスペシャリスト”
| 昨年5月、大学2年次に合格率約30%の「電気通信の工事担任者 総合通信」の資格を取得した新山さん。この資格を持っていると、電話回線やインターネットなどデジタル通信を用いた光ファイバー回線の工事を担うことができます。 通信分野の知識をさらに深め、より高みを目指す新山さんにお話を聞きました。 | 
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「電気通信の工事担任者 総合通信」の資格について、受験のきっかけを教えてください。
― 高校時代、電子通信コースで学びながら「工事担任者 第二級デジタル通信」の資格を取得しました。このころから通信技術に興味があり、大学ではさらに大規模なシステムの接続工事を担える、難易度の高い資格に挑戦したいと考え、「総合通信」の受験を決めました。
どのような試験対策を行ったのですか?
― テキストを購入し、ひたすら読み込み法規などを頭に入れました。過去問は、平成25年度までさかのぼって解きました。これは、出題の傾向を把握するのにとても役立ちました。
通信技術分野の魅力はどのようなところでしょうか?
― 動画などの情報を一瞬で地球の裏側に伝送できる通信システムに魅力を感じています。最近は5GやIoTなど、通信技術は生活の身近なところに存在します。大学ではそれらを深掘りすることができ、日々充実しています。
今後の目標を聞かせてください。
― 7月に「電気通信主任技術者 伝送交換」の資格試験を控えていて、その勉強に力を入れています。すでに「総合通信」を取得しているので受験科目が免除になるメリットも活かして、合格を目指しています。また、携帯電話基地局の設置や操作ができる「第一級陸上特殊無線技士」の資格取得も視野に入れています。本学が認定校になっていることから、所定の単位を修得すれば卒業後、総務省から直ちに交付される資格です。これらの勉強と普段の講義を通じてさらに知識を深め、将来は資格を活かして通信技術分野の企業で活躍したいと考えています。


